【1分解説】数次相続(すうじそうぞく)とは?

行政書士の業務知識
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数次相続(すうじそうぞく)とは、ざっくり言うと、相続人が増える現象です。
相続人が増えると全員の合意をとるのが難しく、遺産分割が大変になるというデメリットがあります。

おじいさんが死亡して遺産をわけないうちに、おじいさんの子が死亡した時におきます。


たとえば、まず、死亡したおじいさんの相続人が3人だったとします。おばあさんと、子2人です。


次に、死亡したおじいさんのに、妻と3人の子がいたとします。


死亡したおじいさんのの地位を、妻と3人の子が受け継ぎます。


なので、最初に死んだおじいさんの相続人は、おばあさんと、子1人(もう1人の子は死んでいるので相続人にはなりません)と、死んだ子の妻3人の子になります。


つまり、最初に死亡したおじいさんの相続人が6人になりました。


最初に死んだおじいさんの相続人が、3人から6人に増えてしまいました。


このように、相続人が増えると、全員の合意が必要なので、遺産を分けるのが大変になります。
相続人が日本全国に散らばっているかもしれませんし、外国に住んでいるかもしれません。
全員の合意をとるのが難しくなります。


以上、数次相続とは、死んだ人の子が死んで、相続人が増えることを言います。
デメリットは、全員の合意をとるのが難しいので遺産分割が困難になる点です。
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