一月下旬(合格発表)→二月中旬(合格証明書が送られてくる)→二月下旬(入会申請書を送る)→三月上旬(入会申請が受理される)→三月下旬(入会許可通知がくる)→四月上旬(入会が認めらる)→四月下旬(入会式)という流れです。入会が認められた四月上旬から業務ができます。
行政書士になるには行政書士試験に合格した後、日本行政書士会連合会に登録して認められなければなりません。そうしないと行政書士を名乗れません。
第六条 行政書士となる資格を有する者が、行政書士となるには、行政書士名簿に、住所、氏名、生年月日、事務所の名称及び所在地その他日本行政書士会連合会の会則で定める事項の登録を受けなければならない。
行政書士法 e-Gov 法令検索
各都道府県ごとの行政書士会がありまして、そこに登録を申請して日本行政書士会連合会への登録をやっていただくかたちになります。
たとえば私でしたら東京都ですので東京都行政書士会のHPを見て必要な申請書類を確認しプリントアウトして記入するという感じです。PDF編集ソフトをもっている方は書類をダウンロードしてパソコンで記入してプリントアウトすると楽です。
私は行政書士業務で使いそうだったのでPDF編集ソフトを購入して記入しました。手書きと違って修正が楽で助かります。手書きでもかまわないそうです。あと自署(手書きオンリー)しなければならない箇所がいくつかあって注意が必要です。
必要な書類は各都道府県ごとに、また各個人ごとに若干違いがあるようなので、ご自分でホームページを確認する必要があります。ちなみに私は東京都行政書士会で以下の書類が必要でした。書式も決まっています。
①行政書士登録申請書 ②履歴書 ③誓約書 ④東京都行政書士会入会届 ⑤事務所写真 ⑥東京行政書士政治連盟加入届 ⑦行政書士試験の合格証 ⑧住民票 ⑨身分証明書 ⑩顔写真
これらの書類を東京都行政書士会に持参するのだと思って予約の電話をしたら、レターパックプラスで送るように指示されました。その後に、訪問日を決めるための電話をいただけました。これはコロナの影響か、書類に不備があった時の手間を省く配慮なのかと推測してます。
申請書には楷書体(MS明朝やMSゴシックなど)で記入せよとのことです。楷書体でとは、崩し字はNGくらいの意味のようです。私はMS明朝を使いました。
履歴書は空白期間がないように記入することがポイントです。
申請費用ですが、東京都の場合(2021年令和3年現在)27万6000円必要です。内訳は、登録手数料25000円、入会金20万円、登録免許税3万円、東京都行政書士会会費三か月分18000円、東京政治連盟会費三か月分3000円です。
東京都行政書士会の場所は、渋谷にあります。渋谷駅の西口のバスターミナルの出口からでて高速道路の下を東急ホテル方向に歩いて15分くらいのとこでした。表通りから一本はいった閑静な住宅街の4階建てくらいのビルでした。周辺に大使館が点在する国際的な雰囲気の場所でした。
入会申請時に提示が必要な合格証が2月の中旬に届くのでそれ以降の申請になると思います。私は3月3日に書類を受理していただきました。受理後、登録・入会完了まで一か月くらいかかるようです。
突然ですが、今日、この記事を書いている令和3年3月25日(木)に登録入会完了通知が書面で届きました。4月2日から業務を開始できるとのことです。
事務所の看板と職印を用意するように指示がありました。4月30日に入会式がありますがコロナのためズームでの参加が推奨されています。実際に出席したいところですが、ズームの環境があるのでリモートでの参加に協力することもできます。しかし一生に一度のことでしょうしできたら実際に参加したいです。
最後に、事務所調査なるものがあり、行政書士会の幹部が事務所を見に来ると聞いていたのですが、東京都行政書士会では原則ないようです。これもコロナの影響なのでしょうか。私はありませんでした。
以上こんな感じです。(令和3年3月)